20.2. crash ユーティリティーの実行および終了
crash ユーティリティーは、kdump を分析するための強力なツールです。クラッシュダンプファイルに対して crash を実行すると、クラッシュ時のシステムの状態を把握し、問題の根本原因を特定し、カーネル関連の問題をトラブルシューティングできます。
前提条件
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現在実行しているカーネルを特定します (
4.18.0-5.el8.x86_64など)。
手順
crashユーティリティーを起動するには、次の 2 つの必要なパラメーターを渡します。-
debug-info (圧縮解除された vmlinuz イメージ) (特定の
kernel-debuginfoパッケージに含まれる/usr/lib/debug/lib/modules/4.18.0-5.el8.x86_64/vmlinuxなど) 実際の vmcore ファイル (例:
/var/crash/127.0.0.1-2018-10-06-14:05:33/vmcore)結果として生じる
crashコマンドは次のようになります。# crash /usr/lib/debug/lib/modules/4.18.0-5.el8.x86_64/vmlinux /var/crash/127.0.0.1-2018-10-06-14:05:33/vmcorekdumpで取得したのと同じ <kernel> のバージョンを使用します。例20.1 crash ユーティリティーの実行
以下の例は、4.18.0-5.el8.x86_64 カーネルを使用して、2018 年 10 月 6 日 (14:05 PM) に作成されたコアダンプの分析を示しています。
... WARNING: kernel relocated [202MB]: patching 90160 gdb minimal_symbol values KERNEL: /usr/lib/debug/lib/modules/4.18.0-5.el8.x86_64/vmlinux DUMPFILE: /var/crash/127.0.0.1-2018-10-06-14:05:33/vmcore [PARTIAL DUMP] CPUS: 2 DATE: Sat Oct 6 14:05:16 2018 UPTIME: 01:03:57 LOAD AVERAGE: 0.00, 0.00, 0.00 TASKS: 586 NODENAME: localhost.localdomain RELEASE: 4.18.0-5.el8.x86_64 VERSION: #1 SMP Wed Aug 29 11:51:55 UTC 2018 MACHINE: x86_64 (2904 Mhz) MEMORY: 2.9 GB PANIC: "sysrq: SysRq : Trigger a crash" PID: 10635 COMMAND: "bash" TASK: ffff8d6c84271800 [THREAD_INFO: ffff8d6c84271800] CPU: 1 STATE: TASK_RUNNING (SYSRQ) crash>
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debug-info (圧縮解除された vmlinuz イメージ) (特定の
対話型プロンプトを終了して
crashを停止するには、exitまたはqと入力します。crash> exit ~]#
crash コマンドは、ライブシステムをデバッグするための強力なツールとして利用することもできます。ただし、システムレベルの問題を回避するために注意して使用する必要があります。