6.5. デバッグシェルのブート
systemd
デバッグシェルは、起動プロセスの非常に早い段階でシェルプロンプトを提供します。デバッグシェルに入ったら、systemctl list-jobs
や systemctl list-units
などの systemctl
コマンドを使用して、systemd
関連の起動問題の原因を検索できます。
手順
- GRUB ブート画面で、e キーを押して編集します。
Linux
行の末尾に次のパラメーターを追加します。systemd.debug-shell
オプション:
debug
オプションを追加します。注記カーネルコマンドラインに
debug
オプションを追加すると、ログメッセージの数が増加します。systemd
では、カーネルコマンドラインオプションのdebug
が、systemd.log_level=debug
のショートカットになりました。- Ctrl+x を押して、デバッグシェルを起動します。
警告
デバッグシェルを永続的に有効にすると、使用に認証が必要ないため、セキュリティー上のリスクが生じます。デバッグセッションが終了したら無効にすることを推奨します。