25.10. リソースコントローラーの表示
どのプロセスがどのリソースコントローラーを使用しているかを調べます。
手順
プロセスが対話するリソースコントローラーを表示し、
cat proc/<PID>/cgroup
コマンドを実行します。# cat /proc/11269/cgroup 12:freezer:/ 11:cpuset:/ 10:devices:/system.slice 9:memory:/system.slice/example.service 8:pids:/system.slice/example.service 7:hugetlb:/ 6:rdma:/ 5:perf_event:/ 4:cpu,cpuacct:/ 3:net_cls,net_prio:/ 2:blkio:/ 1:name=systemd:/system.slice/example.service
この出力例は、対象のプロセスに関するものです。今回の例では、
example.service
ユニットに属するPID 11269
で識別されるプロセスです。systemd
ユニットファイルの仕様で定義されているように、適切なコントロールグループにプロセスが置かれているかどうかを判断できます。注記デフォルトでは、デフォルトのリソースコントローラーがすべて自動的にマウントされるため、リソースコントローラーのリストにある項目とその順序は、
systemd
が起動するすべてのユニットで同じになります。
関連情報
-
cgroups(7)
の man ページ -
/usr/share/doc/kernel-doc-<kernel_version>/Documentation/cgroups-v1/
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