13.7. USBGuard IPC インターフェイスを使用するユーザーおよびグループの認可
この手順を使用して、特定のユーザーまたはグループが USBGuard のパブリック IPC インターフェイスを使用するように認可します。デフォルトでは、root ユーザーだけがこのインターフェイスを使用できます。
前提条件
-
usbguard
サービスがインストールされており、実行している。 -
/etc/usbguard/rules.conf
ファイルには、usbguard generate-policy
コマンドで生成した初期ルールセットが含まれます。
手順
任意のテキストエディターで
/etc/usbguard/usbguard-daemon.conf
ファイルを編集します。# vi /etc/usbguard/usbguard-daemon.conf
たとえば、
wheel
グループの全ユーザーが IPC インターフェイスを使用できるように、ルールがある行を追加して、ファイルを保存します。IPCAllowGroups=wheel
usbguard
コマンドで、ユーザーまたはグループを追加することもできます。たとえば、次のコマンドを使用すると、joesec ユーザーがDevices
セクションおよびExceptions
セクションに完全アクセスできます。さらに、joesec は現行ポリシーのリスト表示および変更を行うことができます。# usbguard add-user joesec --devices ALL --policy modify,list --exceptions ALL
joesec ユーザーに付与されたパーミッションを削除するには、
usbguard remove-user joesec
コマンドを使用します。usbguard
デーモンを再起動して、変更を適用します。# systemctl restart usbguard
関連情報
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usbguard(1)
およびusbguard-rules.conf(5)
の man ページ