11.9. 永続ルールを定義する augenrules の使用
augenrules
スクリプトは、/etc/audit/rules.d/
ディレクトリーにあるルールを読み込み、audit.rules
ファイルにコンパイルします。このスクリプトは、自然なソート順序の特定の順番で、.rules
で終わるすべてのファイルを処理します。このディレクトリーのファイルは、以下の意味を持つグループに分類されます。
- 10
- カーネルと auditctl の設定
- 20
- 一般的なルールと一致する可能性があるが、別の一致が必要なルール
- 30
- 主なルール
- 40
- オプションのルール
- 50
- サーバー固有のルール
- 70
- システムのローカルルール
- 90
- ファイナライズ (イミュータブル)
ルールは、すべてを一度に使用することは意図されていません。ルールは考慮すべきポリシーの一部であり、個々のファイルは /etc/audit/rules.d/
にコピーされます。たとえば、STIG 設定でシステムを設定し、10-base-config
、30-stig
、31-privileged
、99-finalize
の各ルールをコピーします。
/etc/audit/rules.d/
ディレクトリーにルールを置いたら、--load
ディレクティブで augenrules
スクリプトを実行することでそれを読み込みます。
# augenrules --load
/sbin/augenrules: No change
No rules
enabled 1
failure 1
pid 742
rate_limit 0
...
関連情報
-
audit.rules(8)
およびaugenrules(8)
の man ページ