6.7. 後でアプリケーションを修復するための Bash スクリプトの作成
この手順を使用して、システムを HIPAA などのセキュリティープロファイルと調整する修正を含む Bash スクリプトを作成します。次の手順では、システムに変更を加えることなく、後のアプリケーション用にファイルを準備する方法を説明します。
前提条件
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RHEL システムに、
scap-security-guide
パッケージがインストールされている。
手順
oscap
コマンドを使用してシステムをスキャンし、結果を XML ファイルに保存します。以下の例では、oscap
はhipaa
プロファイルに対してシステムを評価します。# oscap xccdf eval --profile hipaa --results <hipaa-results.xml> /usr/share/xml/scap/ssg/content/ssg-rhel8-ds.xml
結果が含まれるファイルで、結果 ID の値を見つけます。
# oscap info <hipaa-results.xml>
手順 1 で生成された結果ファイルに基づいて Bash スクリプトを生成します。
# oscap xccdf generate fix --fix-type bash --result-id <xccdf_org.open-scap_testresult_xccdf_org.ssgproject.content_profile_hipaa> --output <hipaa-remediations.sh> <hipaa-results.xml>
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<hipaa-remediations.sh>
ファイルには、手順 1 で実行されたスキャン中に失敗したルールの修復が含まれます。この生成されたファイルを確認したら、このファイルと同じディレクトリー内で、./<hipaa-remediations.sh>
コマンドを使用してファイルを適用できます。
検証
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お使いのテキストエディターで、手順 1 で実行したスキャンで失敗したルールが
<hipaa-remediations.sh>
ファイルに含まれていることを確認します。
関連情報
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システム上の
scap-security-guide(8)
、oscap(8)
、bash(1)
man ページ