8.4. 暗号化鍵での作業


暗号化鍵を管理することで、Trusted Platform Module (TPM) が使用できないシステムのシステムセキュリティーを向上できます。

暗号化されたキーは、信頼できるプライマリーキーによって封印されていない限り、暗号化に使用されるユーザープライマリーキー (乱数キー) のセキュリティーレベルを継承します。したがって、プライマリーユーザーキーを安全に、できれば起動プロセスの早い段階でロードすることを強く推奨します。

前提条件

手順

  1. ランダムな数字のシーケンスを使用してユーザーキーを生成します。

    # keyctl add user kmk-user "$(dd if=/dev/urandom bs=1 count=32 2>/dev/null)" @u
    427069434

    このコマンドは、kmk-user という名前のユーザーキーを生成し、プライマリーキー として動作させ、このユーザーキーを使用して実際の暗号化鍵を保護します。

  2. 前の手順で取得したプライマリーキーを使用して、暗号化鍵を生成します。

    # keyctl add encrypted encr-key "new user:kmk-user 32" @u
    1012412758

検証

  1. 指定したユーザーキーリングにあるすべての鍵をリスト表示します。

    # keyctl list @u
    2 keys in keyring:
    427069434: --alswrv  1000  1000 user: kmk-user
    1012412758: --alswrv  1000  1000 encrypted: encr-key

関連情報

  • keyctl(1) の man ページ
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