6.10. コンテナーおよびコンテナーイメージの脆弱性スキャン
以下の手順を使用して、コンテナーまたはコンテナーイメージのセキュリティー脆弱性を検索します。
oscap-podman
コマンドは、RHEL 8.2 で利用できます。RHEL 8.1 および 8.0 の場合は、ナレッジベースの記事 Using OpenSCAP for scanning containers in RHEL 8 で説明されている回避策を利用します。
前提条件
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openscap-utils
およびbzip2
パッケージがインストールされます。
手順
システムに最新 RHSA OVAL 定義をダウンロードします。
# wget -O - https://www.redhat.com/security/data/oval/v2/RHEL8/rhel-8.oval.xml.bz2 | bzip2 --decompress > rhel-8.oval.xml
コンテナーまたはコンテナーイメージの ID を取得します。以下に例を示します。
# podman images REPOSITORY TAG IMAGE ID CREATED SIZE registry.access.redhat.com/ubi8/ubi latest 096cae65a207 7 weeks ago 239 MB
コンテナーまたはコンテナーイメージで脆弱性をスキャンし、結果を vulnerability.html ファイルに保存します。
# oscap-podman 096cae65a207 oval eval --report vulnerability.html rhel-8.oval.xml
oscap-podman
コマンドには root 権限が必要で、コンテナーの ID は最初の引数であることに注意してください。
検証
結果をブラウザーで確認します。以下に例を示します。
$ firefox vulnerability.html &
関連情報
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詳細は、
oscap-podman(8)
およびoscap(8)
の man ページを参照してください。