2.2. FIPS モードが有効なシステムのインストール
連邦情報処理規格 (FIPS) 140 で義務付けられている暗号化モジュールの自己チェックを有効にするには、システムのインストール時に FIPS モードを有効にします。
重要
RHEL のインストール中に FIPS モードを有効にするだけで、システムは FIPS で承認されるアルゴリズムと継続的な監視テストですべての鍵を生成するようになります。
警告
FIPS モードのセットアップを完了した後、FIPS モードをオフにすると、システムが必ず不整合な状態になります。このような変更が必要な場合、システムを完全に再インストールするのが唯一の正しい方法です。
手順
-
システムのインストール時に
fips=1
オプションをカーネルコマンドラインに追加します。 - ソフトウェアの選択段階で、サードパーティーのソフトウェアをインストールしないでください。
- インストール後に、システムは FIPS モードで自動的に起動します。
検証
システムが起動したら、FIPS モードが有効になっていることを確認します。
$ cat /proc/sys/crypto/fips_enabled 1
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