25.16. Stratis プールの開始および停止
Stratis プールを開始および停止できます。この操作により、ファイルシステム、キャッシュデバイス、シンプール、暗号化されたデバイスなど、プールの構築に使用されたすべてのオブジェクトを解体または停止できます。プールがデバイスまたはファイルシステムをアクティブに使用している場合は、警告が表示され、停止できない可能性があることに注意してください。
停止状態は、プールのメタデータに記録されます。これらのプールは、プールが開始コマンドを受信するまで、次のブートでは開始されません。
前提条件
-
Stratis がインストールされ、
stratisd
サービスが実行されている。詳細は、Stratis のインストール を参照してください。 - 暗号化されていない、または暗号化された Stratis プールを作成した。詳細は、暗号化されて いない SSF プールの 作成 または カーネルキーリングのキーを使用した暗号化された SSF プールの作成 を 参照してください。
手順
次のコマンドを使用して、Stratis プールを停止します。これにより、ストレージスタックが切断されますが、メタデータはすべて保持されます。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow stratis pool stop --name pool-name
# stratis pool stop --name pool-name
以下のコマンドを使用して Stratis プールを起動します。
--unlock-method
オプションは、プールが暗号化されている場合にプールのロックを解除する方法を指定します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow stratis pool start --unlock-method <keyring|clevis> --name pool-name
# stratis pool start --unlock-method <keyring|clevis> --name pool-name
注記プール名またはプール UUID のいずれかを使用してプールを開始できます。
検証
次のコマンドを使用して、システム上のすべてのアクティブなプールをリスト表示します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow stratis pool list
# stratis pool list
次のコマンドを使用して、停止されたプールをすべてリスト表示します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow stratis pool list --stopped
# stratis pool list --stopped
次のコマンドを使用して、停止したプールの詳細情報を表示します。UUID を指定すると、このコマンドは UUID に対応するプールに関する詳細情報を出力します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow stratis pool list --stopped --uuid UUID
# stratis pool list --stopped --uuid UUID