15.8. e2fsck で ext2、ext3、または ext4 ファイルシステムの修復
この手順では、e2fsck
ユーティリティーを使用して、破損した ext2、ext3、または ext 4 のファイルシステムを修復します。
手順
サポート調査のためにファイルシステムイメージを保存します。修復前のファイルシステムメタデータイメージは、破損がソフトウェアのバグによるものであるかどうかのサポート調査に役立ちます。修復前のイメージに含まれる破損のパターンは、根本的な分析に役に立つ場合があります。
注記ファイルシステムが大幅に損傷している場合は、メタデータイメージの作成に関連して問題が発生する可能性があります。
テスト目的でイメージを作成する場合は、
-r
オプションを指定して、ファイルシステム自体と同じサイズのスパースファイルを作成します。その後、e2fsck
は作成されたファイルで直接操作できます。# e2image -r block-device image-file
診断用にアーカイブまたは提供するイメージを作成する場合は、
-Q
オプションを使用して、転送に適したよりコンパクトなファイル形式を作成します。# e2image -Q block-device image-file
ファイルシステムを再マウントしてログを再生します。
# mount file-system # umount file-system
ファイルシステムを自動的に修復します。ユーザーの介入が必要な場合は、
e2fsck
が出力の未修正の問題を示し、このステータスを終了コードに反映させます。# e2fsck -p block-device
関連情報
-
システム上の
e2image(8)
man ページ -
システム上の
e2fsck(8)
man ページ
-
システム上の