第12章 バックアップからの XFS ファイルシステムの復元


システム管理者は、xfsrestore ユーティリティーを使用して、xfsdump ユーティリティーで作成され、ファイルまたはテープに保存されている XFS バックアップを復元できます。

12.1. バックアップから XFS を復元する機能

xfsrestore ユーティリティーは、xfsdump により作成されたバックアップからファイルシステムを復元します。xfsrestore ユーティリティーには 2 つのモードがあります。

  • simple モードでは、ユーザーはレベル 0 のダンプからファイルシステム全体を復元できます。これがデフォルトのモードです。
  • cumulative モードでは、増分バックアップ (つまりレベル 1 からレベル 9) からファイルシステムを復元できます。

各バックアップは、session ID または session label で一意に識別されます。複数のバックアップを含むテープからバックアップを復元するには、対応するセッション ID またはラベルが必要です。

バックアップから特定のファイルを抽出、追加、または削除するには、xfsrestore インタラクティブモードを起動します。インタラクティブモードでは、バックアップファイルを操作する一連のコマンドが提供されます。

関連情報

  • システム上の xfsrestore(8) man ページ
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