第3章 Red Hat Network Daemon
Red Hat Network Daemon (rhnsd) は定期的に Red Hat Network に接続して更新および通知を確認します。バックグラウンドで実行されるデーモンは、通常、
/etc/init.d/rhnsd
または /etc/rc.d/init.d/rhnsd
の初期化スクリプトから開始されます。
注記
RHN Satellite Server がサービスを提供するプロビジョニングエンタイトルメントを持つシステムでは、アクションがすぐに開始されるか pushed される場合があります。この機能を有効にする方法は、「System Details ⇒ Details」 を参照してください。
更新を確認するために、rhnsd は
/usr/sbin/
にある rhn_check という名前の外部プログラムを実行します。これは、RHN へのネットワーク接続を行う小さなアプリケーションです。Red Hat Network Daemon は、ネットワークポートをリッスンしたり、ネットワークと直接通信したりしません。すべてのネットワークアクティビティーは rhn_check ユーティリティーを介して行われます。
3.1. 設定
Red Hat Network Daemon は、
/etc/sysconfig/rhn/rhnsd
設定ファイルを編集することで設定できます。これは、実際には rhnsd 初期化スクリプトが使用する設定ファイルです。デーモンが提供する最も重要な設定は、チェックイン頻度です。デフォルトの間隔時間は 4 時間 (240 分) です。設定ファイルを変更する場合は、(root として) コマンド service rhnsd restart または /etc/rc.d/init.d/rhnsd restart でデーモンを再起動する必要があります。
重要
許可される最小時間間隔は 1 時間 (60 分) です。間隔を 1 時間未満に設定すると、デフォルトで 4 時間 (240 分) になります。