16.5. ハードドライブのインストールの準備
注記
DASD または SCSI ソースストレージを使用したハードドライブのインストールは、ネイティブの ext2 パーティションまたは ext3 パーティションからのみ機能します。ネイティブ ext2 または ext3 以外のデバイス(特に RAID または LVM パーティションに基づくファイルシステム)をベースとするファイルシステムがある場合、ハードドライブのインストールを行うためのソースとして使用できません。
CD、DVD、またはフラッシュドライブなどの USB ストレージデバイスで使用可能なブートメディアがあることを確認します。
ハードドライブのインストール用にシステムを準備するには、以下のいずれかの方法でシステムを設定する必要があります。
- CD-ROM または DVD のセットの使用 - 各インストール CD-ROM または DVD から ISO イメージファイルを作成します。CD-ROM ごとに(DVD を 1 回)、Linux システムで以下のコマンドを実行します。
dd if=/dev/cdrom of=/tmp/file-name.iso
dd if=/dev/cdrom of=/tmp/file-name.isoCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow このコマンドは、CD-ROM の最後に到達すると、無視できるエラーメッセージが表示されることがあります。作成した ISO イメージは、正しい DASD にコピーされてからインストールに使用できるようになりました。 - ISO イメージの使用 - インストールするシステム(または正しい DASD デバイスまたは SCSI デバイス)に転送します。インストールを試行する前に ISO イメージがないことを確認することは、問題を回避するのに役立ちます。インストールを実行する前に ISO イメージがそのままであることを確認するには、md5sum プログラムを使用します(さまざまなオペレーティングシステムで md5sum プログラムを複数利用できます)。md5sum プログラムは、ISO イメージと同じ Linux マシンで利用できるようにする必要があります。新しい仮想マシンまたは LPAR からアクセスできる正しい DASD または SCSI LUN を作成し、インストールを続行します。また、インストールする場所に
updates.imgというファイルが存在する場合は、インストールプログラムであるanacondaへの更新に使用されます。Red Hat Enterprise Linux のインストール方法とインストールプログラムの更新を適用する方法は、anacondaRPM パッケージのinstall-methods.txtファイルを参照してください。