33.4.2. ランレベルユーティリティー
ランレベルを設定する最も良い方法の 1 つは、initscript ユーティリティーを 使用することです。これらのツールは、SysV init ディレクトリー階層内のファイルを管理する作業を簡素化するために設計されており、システム管理者は、
/etc/rc.d/の
サブディレクトリー内の多数のシンボリックリンクを直接操作する必要から解放されます。
Red Hat Enterprise Linux では、このようなユーティリティーを 3 つ提供しています。
- /sbin/chkconfig - /sbin/chkconfig ユーティリティーは
/etc/rc.d/init.d/
ディレクトリー階層を維持するためのシンプルなコマンドラインツールです。 - /usr/sbin/ntsysv - ncurses ベースの /sbin/ntsysv ユーティリティーは、対話的なテキストベースのインターフェイスを提供し、chkconfig より使いやすいと感じる人もいるようです。
- サービス設定ツール - グラフィカルな サービス設定ツール(system-config-services) プログラムは、ランレベルを設定するための柔軟なユーティリティーです。
これらのツールに関する詳細については、Red Hat Enterprise Linux Deployment Guide の 『Controlling Access to Services』 という章を参照してください。