32.11. ポストインストールスクリプト
図32.16 ポストインストールスクリプト
[D]
また、インストール完了後にシステム上で実行するコマンドを追加することも可能です。キックスタートファイルでネットワークが適切に設定されている場合、ネットワークが有効になり、スクリプトにネットワーク上のリソースにアクセスするためのコマンドが含まれるようになります。ポストインストールスクリプトを含めるには、テキストエリアにスクリプトを入力します。
Warning
post コマンドを含めないでください。あなたのために追加されます。
例えば、新しくインストールされたシステムの今日のメッセージを変更するには、%post セクションに次のコマンドを追加します。
echo "Hackers will be punished" > /etc/motd
注記
その他の例は、「例」 に掲載されています。
32.11.1. Chroot 環境
chroot 環境の外でインストール後のスクリプトを実行するには、Post-Installation ウィンドウの上部にあるこのオプションの横にあるチェックボックスをクリックします。これは、%post セクションで --nochroot オプションを使用することと同じです。
インストール後のセクションで、chroot 環境の外で、新しくインストールされたファイルシステムに変更を加えるには、ディレクトリー名の前に
/mnt/sysimage/を
付けなければなりません。
例えば、chroot 環境以外での実行 を選択した場合、先の例を次のように変更する必要があります。
echo "Hackers will be punished" > /mnt/sysimage/etc/motd