14.5. 追加の Para-virtualized ハードウェア設定
このセクションでは、追加の仮想ネットワーク、又はストレージをゲストオペレーティング システムに追加する方法を説明しています。Red Hat Enterprise Linux 5 Virtualization 上での ネットワークとストレージリソースの設定に関する詳細には、Emerging Technologies, Red Hat.com から入手できる ドキュメントをお読み下さい。
14.5.1. 仮想化ネットワークインターフェイス
以下の手順を実行して、使用するゲスト用の追加のネットワークデバイスを設定します。
/etc/xen/YourGuestName
内の YourGuestName
を 使用するゲスト名で入れ替えることで、ゲスト設定ファイルを編集します。
オリジナルエントリは以下のように見えるでしょう。
vif = [ "mac=00:16:3e:2e:c5:a9,bridge=xenbr0" ]
追加エントリを設定ファイルの “
vif=
” セクションに追加します。 以下に似たものになります。
vif = [ "mac=00:16:3e:2e:c5:a9,bridge=xenbr0", "mac=00:16:3e:2f:d5:a9,bridge=xenbr0" ]
新規のインターフェイス用には独自の MAC アドレスを生成するようにします。以下のような コマンドを使用できます。
# echo 'import virtinst.util ; print virtinst.util.randomMAC()' | python
ゲストが再起動すると、ゲストオペレーティングシステムの中で以下の手順を実行します。 Red Hat Enterprise Linux 3 内の
/etc/modules.conf
か、あるいは Red Hat Enterprise Linux 4 及び Red Hat Enterprise Linux 5 では /etc/modprobe.conf
に更新が追加されていることを確認します。追加した 新規のインターフェイス用に新しいエイリアスを加えます。
alias eth1 xen-vnif
その後、追加した各新規インターフェイスをテストして、ゲスト内で利用可能な ことを確認します。
# ifconfig eth1
上記のコマンドは eth1 のプロパティを表示します。 3つめのインターフェイスを追加した場合には、eth2 用に このコマンドを繰り返します。
ここで、Red Hat Enterprise Linux3 上では
redhat-config-network
を使用して、又は 、 Red Hat Enterprise Linux 4 と Red Hat Enterprise Linux 5 上では system-config-network
を使用してネットワークインターフェイスを設定します。