用語解説


Action (動作)
Red Hat Network を使用してシステム管理者が予定しているタスクは1つまたは複数のクライアントシステムで実行できます。例えば、1つの動作が選択されたグループ内の全てのシステム上でカーネルパッケージを更新するように計画出来ます。
Activation Key (アクティベーションキー)
RHN Management と Provisioning のお客様は、RHN webサイトを通して activationキーを生成することができます。それぞれ独特のキーは Red Hat システムに登録すること、そのシステムに RHN での権利を持たせること、システムを特定のチャンネルに購読手続きすることなどに使用できて、さらには rhn_registerパッケージからコマンドラインユーティリティである rhnreg_ks を通じて、システムを RHN システムグループに購読手続きさせることにも使用出来ます。
Base Channel (ベースチャンネル)
ベースチャンネルとは特定のアーキテクチャおよび Red Hat リリースに応じたパッケージ一覧から構成される Channel (チャンネル) の種類になります。 例えば、 x86 アーキテクチャ用の Red Hat Enterprise Linux AS 3 にある全てのパッケージがベースチャンネルを構成します。
Bug Fix Alert (バグ修正通知)
バグ修正に関連する エラータ Alert (エラータ 通知) です。
Bugzilla
Bugzilla はオンラインアプリケーション(http://www.redhat.com/bugzilla)で、ユーザーの開発者との 直接通信を可能にします。Bugzilla からユーザーはバグレポートや、Red Hat Enterprise Linuxの機能、またはオープンソースパッケージに関した要請を提出したりすることが出来ます。
Channel (チャンネル)
チャンネルとはパッケージの一覧を指します。 クライアントシステムからインストールすべきパッケージを選択するためにチャンネルが使用されます。 各クライアントマシンにはすべて 1 つずつ Base Channel (ベースチャンネル) をサブスクライブさせる必要があります。 また、 Child Channel (子チャンネル)を 1 つまたは複数サブスクライブさせることができます。
Child Channel (子チャンネル)
子チャンネルとは Base Channel (ベースチャンネル) に関連付けされた Channel (チャンネル) のことですが、 追加パッケージを含んでいます。
Client System (クライアントシステム)
Digital Certificate (電子証書)
XML フォーマットのクライアントコンポーネントは、登録されたシステム上の/etc/sysconfig/rhn/systemidファイル内に収納されています。Red Hat Network は各接続の前に登録されているシステムの認定用にこの証書を確認します。この証書は Red Hat により発行され、登録プロセスの一部としてシステムに渡されます。これには、不正な使用を防止する為に登録されたシステムに関する独特の情報が含まれています。
Email Notification (電子メール案内)
情報が電子メールで配達される点以外は エラータ Alert (エラータ 通知) と似ています。 電子メール通知のオプションが選択されている場合、全ての Red Hat Network エラータ Alert (エラータ 通知) に対して通知が送信されます。 電子メールにはエラータ通知の種類、 エラータの要約、 エラータの説明、 レポートで影響を受けるシステムの一覧が含まれます。
Enhancement Alert (拡張通知)
パッケージの拡張要求に関連する エラータ Alert (エラータ 通知) です。
Entitled Server (権利サーバー)
1つの RHN サービスレベルを購読しているサーバー。このサーバーが持つ権利により、RHN web サイトはそのパッケージの管理に使用できます。
Management
RHN サービス提供レベルの1つです。これは Update サービス提供レベルよりも多くの 特徴を持っており、ユーザー管理、システムグループ、及びシステム拡張の詳細を含んでいます。
Notification Method (通知手段)
RHN Monitoring のメッセージが送られる送信先の電子メールアドレス。
Package (パッケージ)
Red Hat Enterprise Linux にある全てのソフトウェアはソフトウェアパッケージに分割されています。ソフトウェア更新は、Red Hat Enterprise Linux システム上でインストール可能な RPM パッケージ形式で リリースされます。
Probe (プローブ)
システムのパフォーマンス測定に使用されるようにシステムに割り当てたテンプレートか、あるいは 値のセットの基準グループ。
Probe State (プローブの状態)
定義した基準へのプローブの追従の測定。その状態には : OK、警告、重大、待機中、不明が含まれます。
Probe Suite (プローブセット)
RHN Monitoring プローブの集合または、グループ
Provisioning
RHN サービス提供レベルの1つです。これは Management サービスレベルよりも多くの特徴を持っており、キックスタート、再設定、追跡、及びシステム復帰などを含みます。
Red Hat Network Daemon
予定された動作の為に Red Hat Network を定期的に確認する RHN クライアントデーモン (rhnsd)です。
Red Hat Network Registration Client
RHN クライアントアプリケーションです (rhn_register)。 クライアントシステムに関する情報を収集して System Profile (システムプロファイル)Digital Certificate (電子証書) を作成し、 Red Hat Network サーバーとの接続を確立して Red Hat Network にシステムを登録します。
Red Hat Update Agent
RHN クライアントアプリケーション(up2date)の1つで、ユーザーに対し、アプリケーションが実行されるクライアントシステム用に更新されたパッケージの全てを取り込んでインストールすることを可能にします。ダウンロードされた後でパッケージをインストールするかどうかを含めた個人設定を構成するには、 Red Hat Update Agent 設定ツールを使用します。
Registered System (登録済みシステム)
Red Hat Network に登録されているシステムのことです。また、クライアントシステムとも呼びます。
RPM
Red Hat Inc. によって開発されたソフトウェアパッケージマネージャです。これはソフト ウェアパッケージを構築、インストール、クエリ、確証、更新、及びアンインストールするのに使用できます。全てのソフトウェア更新は RHN からRPM 形式で配送されます。
RPM Database (RPM データベース)
各 Red Hat Enterprise Linux システムは、RPM データベースを持ち、それはシステム上にインストール された RPM パッケージ全ての情報を格納しています。この情報には、パッケージの バージョン、パッケージと共にインストールされているファイル、パッケージの簡単な説明、インストールの期日、その他多くが含まれています。
RPM Update (RPM 更新)
エラータ Alert (エラータ 通知) 一覧に応じた RPM パッケージをユーザーの介入無しにクライアントシステムに配信する Red Hat Network のオプションです。 この機能が選択された場合、 パッケージはクライアントシステム上で動作している Red Hat Network Daemon を通じて配信されます。
Satellite Administrator
Satellite 管理者は、組織の Red Hat Network アカウントに於ける最高レベルのコントロールを持つユーザーの集合です。このグループのメンバーはユーザー、システム、及びシステムグループを組織へ追加したり、削除したり出来ます。Satellite 管理者 は、ユーザーに対しシステムグループへの管理特権を与えることも出来ます。RHN 組織は Satellite 管理者 グループのメンバーを 少なくとも1人所有している必要があります。
Security Alert (セキュリティ通知)
システムセキュリティに関連する エラータ Alert (エラータ 通知) です。
Service Level (サービスレベル)
Red Hat Network の購読サービス。異なるサービスレベルは、RHN の異なる特徴を提供します。 この中には3種の現在利用できる有料サービスレベルがあります:RHN Update、RHN Management、 及び RHN Provisioningです。
Sibling
Sibling とは同じホスト上で実行している仮想ゲスト同士のことになります。 別のホストで実行している仮想ゲストは Sibling ではありません。
Software Manager (ソフトウェアマネージャ)
Red Hat Network の 1 番目の Service Level (サービスレベル) 提供名です。 ソフトウェアマネージャは RHN Update と呼ばれるようになります。
System Directory (システムディレクトリ)
Red Hat Network のシステムディレクトリのセクションを使用すると、 組織に属するクライアントシステム郡を複数のシステムグループに分割できるようになります。 Satellite Administrator グループのメンバーのみがシステムを組織に追加することができます。
System ID (システム ID)
登録システムを識別する文字と数字の組み合わせからなる固有の文字列です。 システムの Digital Certificate (電子証書) に収納されています。
System Profile (システムプロファイル)
クライアントシステムに関するハードウェアおよびソフトウェアの情報です。 登録のプロセスで作成されます。 ソフトウェアの情報とはクライアントシステムにインストールしている RPM パッケージおよびそのバージョンの一覧になります。 システムプロファイルは エラータ Alert (エラータ 通知) が各クライアントシステムに適しているかの判定に使用されます。
System Set Manager
ユーザーが複数システム上で動作を実行できるようにするインターフェースです。動作には、エラータ 更新への申請、パッケージのアップグレード、及びシステムグループに対するシステムの追加/削除が含まれます。
Update
RHN サービス提供レベルの1つです。Update は以前、Basic と呼ばれていました。 Update は Basic (基本)購読と同様のサービスを提供すると共に、新しい特徴も持っています。
Virtual Guest (仮想ゲスト)
ハイパーバイザーの管理下にあり仮想ホスト上で実行している仮想インスタンスはすべて仮想ゲストになります。 domain U または domU とも呼ばれます。
Virtual Host (仮想ホスト)
ハイパーバイザー及びすべてのゲストシステム群をサポートしている物理的なシステムのことです。 仮想ホストは domain 0 または dom0 とも呼ばれることがあります。
Yellowdog Updater Modified (yum)
Yellowdog Updater Modified は Red Hat Network クライアントアプリケーション (yum) です。 このアプリケーションが実行されるクライアントシステム用の新しいパッケージや更新パッケージなどを検索してインストールを行うことができます。
エラータ
Red Hat により発行されるた情報です。 Red Hat Enterprise Linux に関するセキュリティ修正、 バグ修正、 及びパッケージ拡張が説明されています。 情報にはエラータのトピック、 Bugzilla バグの ID、 関連リリースやアーキテクチャ、 必要な RPM などのソリューション、 及び検証用のファイルチェックサムが含まれます。 エラータは http://www.redhat.com/errata/でも入手できます。 各 RHN エラータ Alert (エラータ 通知) は Red Hat Enterprise Linux エラータ一覧をベースにしています。
セキュリティ問題とバグ修正はRed Hat のエンジニアや Linux コミュニティによって Bugzilla を通して提出され、それが、各問題についてバグレポートを生成します。Red Hat エンジニアはそのレポートを査定し、バグを解決し、そして新しいRPM パッケージを作成します。 Red Hat の品質保証チームは新規のパッケージをテストした後 結果をRed Hat の公共ファイル サーバーと Red Hat Network サーバー上に配布し、エラータ が 生成されます。
エラータ Alert (エラータ 通知)
RHN エラータ を元にしたパッケージの RHN エラータ 更新通知は、組織内の 1つまたは複数のシステムに適用できます。3 種の エラータ 通知があり、セキュリティ通知、バグ修正通知、及び拡張通知となります。
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