11.3. プロファイルを Cobbler に追加する
Cobbler にディストリビューションを設定したら、 今度はプロファイルを Cobbler に追加することができます。
Cobbler プロファイルはキックスタートのファイルのように追加オプションに対して任意のディストリビューションの関連付けを行います。 プロファイルはプロビジョニングの核となるユニットであり、 追加されるディストリビューションにはそれぞれ少なくとも 1 つの Cobbler プロファイルがなければなりません。 例えば、 Web サーバーとデスクトップ設定用に 2 種類のプロファイルが作成される場合があります。 いずれのプロファイルも同じディストリビューションを使用しますが、 インストールタイプは異なります。
RHN Satellite インターフェースからキックスタートプロファイルを作成して設定する作業については 「キックスタートプロファイル」 を参照してください。
コマンドラインから
cobbler
を使用してプロファイルを作成するには以下のようにします。
cobbler profile add --name=string --distro=string [--kickstart=url] [--virt-file-size=gigabytes] [--virt-ram=megabytes]
cobbler profile add --name=string --distro=string [--kickstart=url] [--virt-file-size=gigabytes] [--virt-ram=megabytes]
--name=string
は、 rhel5webserver
や、rhel4workstation
などプロファイルの固有ラベルとなります。
--distro=string
スイッチはこの特定プロファイルに使用されるディストリビューションを指定します。 ディストリビューションは 「ディストリビューションを Cobbler に追加する」 内で追加されています。
--kickstart=url
オプションはキックスタートファイルがある場合はその場所を指定します。
--virt-file-size=gigabytes
オプションを使用すると仮想ゲストファイルイメージのサイズをセットすることができます。 指定しないとデフォルトは 5 ギガバイトになります。
--virt-ram=megabytes
オプションは仮想ゲストシステムに消費させることができる物理 RAM のサイズをメガバイトで指定します。 指定がない場合はデフォルトは 512 メガバイトになります。