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25.9. グラフィカル環境でのログファイルの管理

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上記のコマンドラインユーティリティー以外に、Red Hat Enterprise Linux 6 はログメッセージの管理にアクセス可能な GUI を提供します。

25.9.1. ログファイルの表示

ほとんどのログファイルはプレーンなテキスト形式で保存されるため、Vi や Emacs などのテキストエディターで表示できます。ViEmacs などのテキストエディターで表示できます。一部のログファイルは、システム上のすべてのユーザーが読み取り可能ですが、ほとんどのログファイルを読み取るには root 権限が必要になります。
インタラクティブなリアルタイムアプリケーションでシステムのログファイルを表示するには、Log File Viewer を使用します。
gnome-system-log パッケージのインストール
Log File Viewer を使用するには、最初に root で以下を実行して gnome-system-log パッケージがインストールされていることを確認します。
~]# yum install gnome-system-log
gnome-system-log パッケージは、インストール前に有効にする必要がある Optional サブスクリプションチャンネルで提供されます。Red Hat 追加チャンネルの詳細は、「Optional および Supplementary リポジトリーの追加」 を参照してください。yum を使用したパッケージのインストールは 「パッケージのインストール」 を参照してください。
gnome-system-log パッケージをインストールしたら、Applications System Tools Log File Viewer をクリックしてログファイルビューアーを開くか、シェルプロンプトで以下のコマンドを入力します。
~]$ gnome-system-log
このアプリケーションは、存在するログファイルのみを表示します。そのため、図25.2「ログファイルビューアー」 で表示されている一覧とは異なる場合があります。

図25.2 ログファイルビューアー

ログファイルビューアー
ログファイルビューアーアプリケーションを 使用すると、既存のログファイルをフィルタリングできます。メニューから Filters をクリックし、Manage Filters を選択して必要なフィルターを定義または編集します。

図25.3 ログファイルビューアー: フィルター

ログファイルビューアー: フィルター
フィルターを追加または編集することで、図25.4「ログファイルビューアー: フィルターの定義」 のようにパラメーターを定義できます。

図25.4 ログファイルビューアー: フィルターの定義

ログファイルビューアー: フィルターの定義
フィルターを定義する際には、以下のパラメーターを編集できます。
  • name: フィルターの名前を指定します。
  • 正規表現 - ログファイルに適用され、その中の実行可能なテキストの文字列に一致するよう試行する正規表現を指定します。
  • Effect
    • highlight: これが有効な場合、検索結果は選択した色で 強調表示 されます。テキストのバックグラウンドまたはフォアグラウンドを強調するかどうかを選択できます。
    • Hide: これが有効な場合は、検索結果は閲覧中のログファイルから非表示になります。
少なくとも 1 つのフィルターが定義されていれば、フィルター メニューからそれを選択して自動的にフィルターで定義した文字列を検索し、現在表示しているログファイル内でのマッチを強調表示または非表示にします。

図25.5 ログファイルビューアー: フィルターの有効化

ログファイルビューアー: フィルターの有効化
Show matches only オプションを選択すると、現在表示されているログファイルに一致する文字列のみが表示されます。
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