24.6.3. Net-SNMP の設定


Net-SNMP Agent Daemon 設定を変更するには、/etc/snmp/snmpd.conf 設定ファイルを編集します。Red Hat Enterprise Linux 6nbsp;Hat Enterprise Linux 6nbsp;Linux Red Hat Enterprise Linux 6nbsp;6 に同梱されるデフォルトの snmpd.conf ファイルは、多くのコメントが含まれているため、エージェント設定の際のスタート地点となります。
本セクションでは、システム情報と認証の設定という 2 つの一般的なタスクにフォーカスしています。利用可能な設定ディレクティブの詳細については、snmpd.conf(5)man ページを参照してください。また、snmpconf という名前の net-snmp パッケージにも、有効なエージェント設定を対話形式で生成するのに使用できるユーティリティーがあります。
本セクションで説明されている snmpwalk ユーティリティーを使用するには、net-snmp-utils パッケージをインストールする必要があることに注意してください。
変更の適用
設定ファイルの変更を反映させるには、root で以下のコマンドを実行し、snmpd サービスに設定の再読み取りを強制します。
service snmpd reload

24.6.3.1. システム情報の設定

Net-SNMP は、system ツリー経由で基本的なシステム情報を提供します。たとえば、次の snmpwalk コマンドは、デフォルトのエージェント設定を持つ system ツリーを示しています。
~]# snmpwalk -v2c -c public localhost system
SNMPv2-MIB::sysDescr.0 = STRING: Linux localhost.localdomain 2.6.32-122.el6.x86_64 #1 SMP Wed Mar 9 23:54:34 EST 2011 x86_64
SNMPv2-MIB::sysObjectID.0 = OID: NET-SNMP-MIB::netSnmpAgentOIDs.10
DISMAN-EVENT-MIB::sysUpTimeInstance = Timeticks: (99554) 0:16:35.54
SNMPv2-MIB::sysContact.0 = STRING: Root <root@localhost> (configure /etc/snmp/snmp.local.conf)
SNMPv2-MIB::sysName.0 = STRING: localhost.localdomain
SNMPv2-MIB::sysLocation.0 = STRING: Unknown (edit /etc/snmp/snmpd.conf)
デフォルトでは、sysName オブジェクトはホスト名に設定されています。sysLocation および sysContact オブジェクトは、syslocation ディレクティブおよび syscontact ディレクティブの値を変更することで、/etc/snmp/snmpd.conf ファイルで設定できます。以下に例を示します。
syslocation Datacenter, Row 3, Rack 2
syscontact UNIX Admin <admin@example.com>
設定ファイルに変更を加えた後は、再度 snmpwalk コマンドを実行して設定を再読み込みしてテストします。
~]# service snmpd reload
Reloading snmpd: [  OK  ]
~]# snmpwalk -v2c -c public localhost system
SNMPv2-MIB::sysDescr.0 = STRING: Linux localhost.localdomain 2.6.32-122.el6.x86_64 #1 SMP Wed Mar 9 23:54:34 EST 2011 x86_64
SNMPv2-MIB::sysObjectID.0 = OID: NET-SNMP-MIB::netSnmpAgentOIDs.10
DISMAN-EVENT-MIB::sysUpTimeInstance = Timeticks: (158357) 0:26:23.57
SNMPv2-MIB::sysContact.0 = STRING: UNIX Admin <admin@example.com>
SNMPv2-MIB::sysName.0 = STRING: localhost.localdomain
SNMPv2-MIB::sysLocation.0 = STRING: Datacenter, Row 3, Rack 2
Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.