8.2.3. パッケージ情報の表示
1 つ以上のパッケージに関する情報(ここでは glob 表現も有効)を表示するには、以下のコマンドを使用します。
yum info package_name
yum info package_name
たとえば、abrt パッケージに関する情報を表示するには、以下を入力します。
yum info package_name コマンドは rpm -q --info package_name コマンドに似ていますが、追加情報として、RPM パッケージが見つかる Yum リポジトリーの ID です(出力の
From repo:
行を参照)。
Yum データベースに対して、次のコマンドを使用してパッケージに関する代替情報や有用な情報をクエリーすることもできます。
yumdb info package_name
yumdb info package_name
このコマンドは、パッケージのチェックサム(および SHA-256 などのチェックサムを算出するために使用されるアルゴリズム)、パッケージのインストール開始に使用されたコマンドラインのコマンド(存在する場合)、パッケージがシステムにインストールされた理由(
user
はユーザーがインストールしたことを、dep
は依存関係として取り入れたことを意味します)などのパッケージに関する追加情報を提供します。たとえば、yum パッケージに関する追加情報を表示するには、以下を入力します。
yumdb コマンドの詳細は、man ページの yumdb(8)を参照してください。
パッケージに含まれるファイルの一覧表示
repoquery は、rpm クエリーと同様に yum リポジトリーから情報をクエリーするプログラムです。パッケージグループと個々のパッケージの両方をクエリーできます。特定のパッケージに含まれるファイルの一覧を表示するには、以下を入力します。
repoquery --list package_name
repoquery --list package_name
package_name を、検査するパッケージ名に置き換えます。repoquery コマンドの詳細は、man ページの repoquery を参照してください。