第25章 デバイスマッパーマルチパスおよび仮想ストレージ
Red Hat Enterprise Linux 6 は DM Multipath および 仮想ストレージ もサポートします。どちらの機能も、Red Hat の 『DM Multipath および仮想化』 『管理ガイド』 で説明されています。
25.1. 仮想ストレージ
Red Hat Enterprise Linux 6 は、仮想ストレージの以下のファイルシステム/オンラインストレージ方法をサポートします。
- ファイバーチャンネル
- iSCSI
- NFS
- GFS2
Red Hat Enterprise Linux 6 の仮想化は、libvirt を使用して仮想インスタンスを管理します。libvirt ユーティリティーは、ストレージプール の概念を使用して、仮想化ゲストのストレージを管理します。ストレージプールは、小規模なボリュームに分割したり、ゲストに直接割り当てることができるストレージです。ストレージプールのボリュームは、仮想化ゲストに割り当てることができます。利用可能なストレージプールには、以下のカテゴリーが 2 つあります。
- ローカルストレージのプール
- ローカルストレージは、ホストに直接接続ストレージデバイス、ファイル、またはディレクトリーに対応します。ローカルストレージには、ローカルディレクトリー、直接割り当てられたディスク、および LVM ボリュームグループが含まれます。
- ネットワーク (共有) ストレージプール
- ネットワークストレージは、標準プロトコルを使用してネットワーク上で共有されるストレージデバイスに対応します。ファイバーチャネル、iSCSI、NFS、GFS2、および SCSI RDMA プロトコルを使用して共有ストレージデバイスが含まれ、ゲスト仮想化ゲストをホスト間で移行するための要件となります。
重要
環境内の仮想ストレージインスタンスのデプロイメントおよび設定に関する包括的な情報は、Red Hat が提供する 『仮想化 『ガイドの』 「仮想化ストレージ」セクションを参照してください』。