6.5. ext2/3/4 ファイルシステムの復元
手順6.2 ext2/3/4 ファイルシステムの例の復元
- オペレーティングシステムパーティションで復元を行っている場合は、レスキューモードにシステムを起動します。このステップは、通常のデータパーティションには不要です。
- fdisk コマンドを使用して、sda1/sda2/sda3/sda4/sda5 を再構築します。注記必要な場合は、復元されたファイルシステムを含むパーティションを作成します。新しいパーティションは、復元したデータを含めるのに十分な大きさである必要があります。開始番号と終了番号を常に取得することが重要になります。これらは、パーティションの開始点と終了セクター番号になります。
- 以下に示すように mkfs コマンドを使用して、宛先パーティションをフォーマットします。重要バックアップファイルを保存するため、上記の例では
/dev/sda6
形式ではありません。# mkfs.ext3 /dev/sda1 # mkfs.ext3 /dev/sda2 # mkfs.ext3 /dev/sda3
- 新しいパーティションを作成する場合は、すべてのパーティションに
fstab
ファイルに一致するようにラベルを付けます。パーティションが再作成されていない場合は、この手順は必要ありません。# e2label /dev/sda1 /boot1 # e2label /dev/sda2 / # e2label /dev/sda3 /data # mkswap -L SWAP-sda5 /dev/sda5
- 作業ディレクトリーを準備します。
# mkdir /mnt/sda1 # mount -t ext3 /dev/sda1 /mnt/sda1 # mkdir /mnt/sda2 # mount -t ext3 /dev/sda2 /mnt/sda2 # mkdir /mnt/sda3 # mount -t ext3 /dev/sda3 /mnt/sda3 # mkdir /backup-files # mount -t ext3 /dev/sda6 /backup-files
- データを復元します。
# cd /mnt/sda1 # restore -rf /backup-files/sda1.dump # cd /mnt/sda2 # restore -rf /backup-files/sda2.dump # cd /mnt/sda3 # restore -rf /backup-files/sda3.dump
リモートホストから復元したり、リモートホストのバックアップファイルから復元する場合は、ssh または rsh のいずれかを使用できます。以下の例に、パスワードを使用しないログインを設定する必要があります。10.0.0.87 にログインし、ローカルの sda1.dump ファイルから sda1 を復元します。# ssh 10.0.0.87 "cd /mnt/sda1 && cat /backup-files/sda1.dump | restore -rf -"
10.0.0.87 にログインし、リモートの 10.66.0.124 sda1.dump ファイルから sda1 を復元します。# ssh 10.0.0.87 "cd /mnt/sda1 && RSH=/usr/bin/ssh restore -r -f 10.66.0.124:/tmp/sda1.dump"
- 再起動します。