9.4.4. LDAP を使用した自動マウント機能マップの格納
LDAP から自動マウント機能マップを取得するように設定されているすべてのシステムに、LDAP クライアントライブラリーをインストールする必要があります。Red Hat Enterprise Linux では、
openldap
パッケージは automounter
の依存パッケージとして自動的にインストールされるはずです。LDAP アクセスを設定する際は /etc/openldap/ldap.conf
ファイルを編集します。BASE、URI、スキーマなどが使用するサイトに適した設定になっていることを確認してください。
自動マウント機能のマップを LDAP に格納するために既定された最新のスキーマが
rfc2307bis
に記載されています。このスキーマを使用するには、スキーマ定義からコメント文字を削除して、autofs
設定 /etc/autofs.conf
で設定する必要があります。
例9.4 autofs の設定
注記
Red Hat Enterprise Linux 6.6 の時点で、LDAP autofs は以前のリリースの
/etc/ systemconfig/autofs ファイルではなく、/etc/autofs
.conf
ファイルで設定されます。
設定内でコメントされていないスキーマエントリーが上記だけであることを確認します。automountKey は
rfc2307bis
スキーマの cn 属性を置換します。設定例の LDIF
の説明は次のとおりです。
例9.5 LDIF 設定