16.2.2. ディスククォータに関するレポート
ディスク使用状況のレポートを作成するには、repquota ユーティリティーの実行が必要になります。
例16.5 repquota コマンドの出力
たとえば、コマンド repquota /home により、以下のような出力が表示されます。
クォータが有効なすべてのファイルシステム (オプション
-a
) のディスク使用状況レポートを表示するには、次のコマンドを使用します。
repquota -a
# repquota -a
レポートは読みやすいですが、いくつか説明しておくべき点があります。各ユーザーの後に表示される
--
はブロックまたは inode が超過しているかどうかを素早く判別するための手段です。どちらかのソフトリミットが超過していると、対応する -
の位置に +
が表示されます。最初の -
はブロックの制限で、2 つ目が inode の制限を示します。
grace
列は通常空白です。ソフト制限が超過した場合、その列には猶予期間に残り時間量に相当する時間指定が含まれます。猶予期間の期間が過ぎると、none
がその場所に表示されます。