27.2. iSCSI イニシエーターの作成
iSCSI イニシエーターは、ターゲットまたはサーバーのストレージにアクセスしたいクライアントです。このプロセスには、ターゲットの IP アドレスが認識される必要があります。
手順27.2 iSCSI イニシエーターの作成
- iscsi-initiator-utils をインストールします。
~]# yum install iscsi-initiator-utils
- ターゲットを検出します。ターゲットの IP アドレスを使用します。以下に使用されている IP アドレスは、例としてのみ提供されます。
~]# iscsiadm -m discovery -t sendtargets -p 192.168.1.1 Starting iscsid: [ OK ] 192.168.1.1:3260,1 iqn.2015-06.com.example.test:target1
上記は、ターゲットの IP アドレスと IQN アドレスを示しています。これは、今後のステップに必要な IQN アドレスです。 - ターゲットに接続します。
~]# iscsiadm -m node -T iqn.2015-06.com.example:target1 --login Logging in to [iface: default, target: iqn.2015-06.com.example:target1, portal: 192.168.1.1,3260] (multiple) Login in to [iface: default, target: iqn.2015-06.com.example:target1, portal: 192.168.1.1,3260] successful.
- iSCSI ディスク名を検索します。
~]# grep "Attached SCSI" /var/log/messages Jun 19 01:30:26 test kernel: sd 7:0:0:1 [sdb] Attached SCSI disk
- そのディスクにファイルシステムを作成します。
~]# mkfs.ext4 /dev/sdb
- ファイルシステムをマウントします。
~]# mkdir /mnt/iscsiTest ~]# mount /dev/sdb /mnt/iscsiTest
/etc/fstab
ファイルを編集して、再起動後も持続します。~]# blkid /dev/sdb /dev/sdb: UUID="766a3bf4-beeb-4157-8a9a-9007be1b9e78" TYPE="ext4" ~]# vim /etc/fstab UUID=766a3bf4-beeb-4157-8a9a-9007be1b9e78 /mnt/iscsiTest ext4 _netdev 0 0