4.2. グラフィカル環境でのユーザーの管理
Users ユーティリティーは、グラフィカルユーザーインターフェイスで、ローカルユーザーを表示、編集、追加、削除できます。
4.2.1. ユーザー設定ツールの使用
Super キーを押してアクティビティーの概要に入り、Users
と入力して Enter を押します。ユーザー 設定ツールが表示されます。Super キーはキーボードや他のハードウェアによって外見が異なりますが、通常はスペースバーの左側にある Windows キーまたは Command キーになります。また、画面の右上にある自分のユーザー名をクリックし、設定メニューから ユーザー ユーティリティーを開くこともできます。
ユーザーアカウントに変更を加えるには、最初に root
で認証するよう求められます。ユーザーを追加および削除するには、 ボタンと ボタンをそれぞれクリックします。管理グループ wheel
にユーザーを追加するには、アカウントの種類を Standard
から Administrator
に変更します。ユーザーの言語設定を編集するには、言語を選択します (ドロップダウンメニューが表示されます)。
図4.1 ユーザー設定ツール
![ユーザー設定ツール](https://access.redhat.com/webassets/avalon/d/Red_Hat_Enterprise_Linux-7-System_Administrators_Guide-ja-JP/images/243ab07ae21f5a15c5d78639a122ce96/managing_users.png)
新しいユーザーを作成しても、パスワードを設定するまでアカウントは無効になります。Password (パスワード) ドロップダウンメニュー (図4.2「パスワードメニュー」 を参照) には、管理者がすぐにパスワードを設定できるオプションが含まれます。最初のログイン時にユーザーがパスワードを選択するか、ログインパスワードなしでゲストアカウントを作成します。また、このメニューからアカウントを無効または有効にすることもできます。
図4.2 パスワードメニュー
![パスワードメニュー](https://access.redhat.com/webassets/avalon/d/Red_Hat_Enterprise_Linux-7-System_Administrators_Guide-ja-JP/images/fdf24aa659436aa7ea609c3ee8dfc87f/managing_users_password.png)