7.2. ソフトウェアリポジトリーの管理
Red Hat コンテンツ配信ネットワークにシステムをサブスクライブすると、/etc/yum.repos.d/
ディレクトリーにリポジトリーファイルが作成されます。これを確認するには、yum を使用して有効にしたリポジトリーのリストを表示します。
yum repolist
Red Hat Subscription Management を使用すると、Red Hat が提供するソフトウェアリポジトリーを手動で有効にしたり、無効にしたりすることもできます。利用可能なリポジトリーのリストを表示するには、以下のコマンドを実行します。
subscription-manager repos --list
リポジトリー名は、使用している Red Hat Enterprise Linux のバージョンによって異なり、以下のフォーマットに基づいています。
rhel-version-variant-rpms rhel-version-variant-debug-rpms rhel-version-variant-source-rpms
ここで、version は Red Hat Enterprise Linux システムのバージョン (6
または 7
) を示し、variant は Red Hat Enterprise Linux システムのバリアント (server
または workstation
) を示します。以下は例になります。
rhel-7-server-rpms rhel-7-server-debug-rpms rhel-7-server-source-rpms
リポジトリーを有効にするには、以下のコマンドを入力します。
subscription-manager repos --enable repository
repository を、有効にするリポジトリーの名前に置き換えます。
同様に、リポジトリーを無効にするには以下のコマンドを使用します。
subscription-manager repos --disable repository
「Yum と Yum リポジトリーの設定」 では、yum を使用したソフトウェアリポジトリー管理の詳細情報を説明します。
リポジトリーの更新を自動的にダウンロードするには、yum-cron
サービスを使用できます。詳細は、「yum-cron を使用したパッケージデータベースの自動更新および更新のダウンロード」 を参照してください。