20.5. PTP 管理クライアントの使用
PTP
管理クライアントである pmc を使うと、以下のように ptp4l から追加情報を取得することができます。
~]# pmc -u -b 0 'GET CURRENT_DATA_SET' sending: GET CURRENT_DATA_SET 90e2ba.fffe.20c7f8-0 seq 0 RESPONSE MANAGMENT CURRENT_DATA_SET stepsRemoved 1 offsetFromMaster -142.0 meanPathDelay 9310.0
~]# pmc -u -b 0 'GET TIME_STATUS_NP' sending: GET TIME_STATUS_NP 90e2ba.fffe.20c7f8-0 seq 0 RESPONSE MANAGMENT TIME_STATUS_NP master_offset 310 ingress_time 1361545089345029441 cumulativeScaledRateOffset +1.000000000 scaledLastGmPhaseChange 0 gmTimeBaseIndicator 0 lastGmPhaseChange 0x0000'0000000000000000.0000 gmPresent true gmIdentity 00a069.fffe.0b552d
-b
オプションを zero
に設定すると、ローカルで実行している ptp4l インスタンスへの境界を制限されます。大きな境界値が大きいと、ローカルクロックからさらに PTP
ノードから情報を取得します。取得できる情報は次のとおりです。
-
stepsRemoved
は、グランドマスタークロックへの通信パスの数です。 -
offsetFromMaster
および master_offset は、マスターから最後に測定されたオフセットをナノ秒で表します。 -
meanPathDelay
は、マスターから送信された同期メッセージの遅延予測をナノ秒で表します。 -
gmPresent
が true の場合、PTP
クロックがマスターに同期され、ローカルクロックはグランドマスタークロックに同期されません。 -
gmIdentity
は、グランドマスターの ID です。
pmc コマンドの完全なリストを表示するには、root
で以下を入力します。
~]# pmc help
pmc(8)
man ページでは詳細情報が見られます。