1.5. 起動時の systemd サービスの開始
systemd は、Linux オペレーティングシステム用のシステムおよびサービスのマネージャーで、systemd ユニットの概念が使用されています。systemd に関する詳細は 「systemd の概要」 を参照してください。
本セクションでは、システムの起動時にサービスを有効または無効にする方法を説明します。また、Web コンソール を使用してサービスを管理する方法も説明します。
1.5.1. サービスの有効化/無効化
インストールプロセス時に、システムの起動時に有効または無効にするサービスを設定できます。インストール済みのオペレーティングシステムでサービスを有効または無効にすることもできます。
インストールプロセスで、システムの起動時に有効または無効にするサービスのリストを作成する場合は、キックスタートファイルの services
オプションを使用します。
services [--disabled=list] [--enabled=list]
無効にするサービスのリストは、有効にするサービスのリストの前に処理されます。したがって、同じサービスが両方のリストに記載されていると、そのサービスは有効になります。サービスのリストはコンマ区切りのフォーマットで指定する必要があります。サービスのリストには空白文字を使用しないでください。詳細は Red Hat Enterprise Linux 7 インストールガイド を参照してください。
インストール後に、オペレーティングシステムのサービスを有効または無効にするには、以下を実行します。
~]# systemctl enableservice_name
~]# systemctl disableservice_name
詳細は、「システムサービスの管理」 を参照してください。
1.5.2. Web コンソールでのサービスの管理
systemd のターゲット、サービス、ソケット、タイマー、およびパスを管理するには、Web コンソール で を選択します。ここでステータス確認、開始または停止、もしくは有効化または無効化を設定できます。
図1.2 Web コンソールでのサービスの管理
1.5.3. systemd サービス関連情報
systemd に関する詳細は 10章systemd によるサービス管理 を参照してください。