5.4. nm-connection-editor を使用した VLAN タグ付けの設定


nm-connection-editor アプリケーションを使用して、グラフィカルインターフェイスで仮想ローカルエリアネットワーク (VLAN) のタグ付けを設定できます。

前提条件

  • 仮想 VLAN インターフェイスに対する親として使用するインターフェイスが VLAN タグに対応している。
  • ボンドインターフェイスに VLAN を設定する場合は、以下のようになります。

    • ボンディングのポートが起動している。
    • ボンドが、fail_over_mac=follow オプションで設定されていない。VLAN 仮想デバイスは、親の新規 MAC アドレスに一致する MAC アドレスを変更できません。このような場合、トラフィックは間違ったソースの MAC アドレスで送信されます。
  • ホストが接続するスイッチは、VLAN タグに対応するように設定されています。詳細は、スイッチのドキュメントを参照してください。

手順

  1. ターミナルを開き、nm-connection-editor と入力します。

    $ nm-connection-editor
  2. + ボタンをクリックして、新しい接続を追加します。
  3. VLAN 接続タイプを選択し、作成 をクリックします。
  4. VLAN タブで、以下を行います。

    1. 親インターフェイスを選択します。
    2. VLAN id を選択します。VLAN は、0 から 4094 の範囲内に存在する必要があります。
    3. デフォルトでは、VLAN 接続は、親インターフェイスから最大伝送単位 (MTU) を継承します。必要に応じて、別の MTU 値を設定します。
    4. オプション: VLAN インターフェイスの名前および VLAN 固有のオプションを設定します。

      vlan settings nm connection editor

  5. IPv4 Settings タブと IPv6 Settings タブの両方で IP アドレス設定を設定します。

    • このブリッジデバイスを他のデバイスのポートとして使用する場合は、Method フィールドを Disabled に設定します。
    • DHCP を使用するには、Method フィールドをデフォルトの Automatic (DHCP) のままにします。
    • 静的 IP 設定を使用するには、Method フィールドを Manual に設定し、それに応じてフィールドに値を入力します。

      vlan IP settings nm connection editor

  6. Save をクリックします。
  7. nm-connection-editor を閉じます。

検証

  1. 設定を確認します。

    # ip -d addr show vlan10
    4: vlan10@enp1s0: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc noqueue state UP group default qlen 1000
        link/ether 52:54:00:d5:e0:fb brd ff:ff:ff:ff:ff:ff promiscuity 0
        vlan protocol 802.1Q id 10 <REORDER_HDR> numtxqueues 1 numrxqueues 1 gso_max_size 65536 gso_max_segs 65535
        inet 192.0.2.1/24 brd 192.0.2.255 scope global noprefixroute vlan10
           valid_lft forever preferred_lft forever
        inet6 2001:db8:1::1/32 scope global noprefixroute
           valid_lft forever preferred_lft forever
        inet6 fe80::8dd7:9030:6f8e:89e6/64 scope link noprefixroute
           valid_lft forever preferred_lft forever
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