24.3. nm-connection-editor を使用して既存の接続にデフォルトゲートウェイを設定する
ほとんどの場合、管理者は接続を作成するときにデフォルトゲートウェイを設定します。ただし、nm-connection-editor
アプリケーションを使用して、以前に作成した接続でデフォルトのゲートウェイを設定したり、更新したりすることもできます。
前提条件
- デフォルトゲートウェイが設定されている接続で、静的 IP アドレスを少なくとも 1 つ設定している。
手順
ターミナルを開き、
nm-connection-editor
と入力します。# nm-connection-editor
- 変更する接続を選択し、歯車のアイコンをクリックして、既存の接続を編集します。
IPv4 デフォルトゲートウェイを設定します。たとえば、その接続のデフォルトゲートウェイの IPv4 アドレスを
192.0.2.1
に設定します。-
IPv4 Settings
タブを開きます。 そのゲートウェイのアドレスが含まれる IP アドレスの範囲の隣の
gateway
フィールドにアドレスを入力します。
-
IPv6 デフォルトゲートウェイを設定します。たとえば、接続のデフォルトゲートウェイの IPv6 アドレスを
2001:db8:1::1
に設定するには、以下を行います。-
IPv6
タブを開きます。 そのゲートウェイのアドレスが含まれる IP アドレスの範囲の隣の
gateway
フィールドにアドレスを入力します。
-
- をクリックします。
- をクリックします。
ネットワーク接続を再起動して、変更を有効にします。たとえば、コマンドラインで
example
接続を再起動するには、次のコマンドを実行します。# nmcli connection up example
警告このネットワーク接続を現在使用しているすべての接続が、再起動時に一時的に中断されます。
検証
ルートがアクティブであることを確認します。
IPv4 デフォルトゲートウェイを表示するには、次のコマンドを実行します。
# ip -4 route default via 192.0.2.1 dev example proto static metric 100
IPv6 デフォルトゲートウェイを表示するには、次のコマンドを実行します。
# ip -6 route default via 2001:db8:1::1 dev example proto static metric 100 pref medium