第21章 /etc/resolv.conf ファイルの手動設定
デフォルトでは、NetworkManager は、アクティブな NetworkManager 接続プロファイルの DNS 設定を使用して /etc/resolv.conf
ファイルを動的に更新します。ただし、この動作を無効にし、/etc/resolv.conf
で DNS 設定を手動で設定できます。
または、/etc/resolv.conf
で特定の DNS サーバーの順序が必要な場合は、DNS サーバーの順序の設定 を参照してください。
21.1. NetworkManager 設定で DNS 処理の無効化
デフォルトでは、NetworkManager は /etc/resolv.conf
ファイルで DNS 設定を管理し、DNS サーバーの順序を設定できます。または、/etc/resolv.conf
で DNS 設定を手動で設定する場合は、NetworkManager で DNS 処理を無効にできます。
手順
root ユーザーとして、テキストエディターを使用して、以下の内容で
/etc/NetworkManager/conf.d/90-dns-none.conf
ファイルを作成します。[main] dns=none
NetworkManager
サービスを再読み込みします。# systemctl reload NetworkManager
注記サービスを再読み込みすると、NetworkManager は
/etc/resolv.conf
ファイルを更新しなくなります。ただし、ファイルの最後の内容は保持されます。-
必要に応じて、混乱を避けるために、
NetworkManager により生成された
コメントを/etc/resolv.conf
から削除します。
検証
-
/etc/resolv.conf
ファイルを編集し、設定を手動で更新します。 NetworkManager
サービスを再読み込みします。# systemctl reload NetworkManager
/etc/resolv.conf
ファイルを表示します。# cat /etc/resolv.conf
DNS 処理を無効にできた場合、NetworkManager は手動で設定した設定を上書きしませんでした。
トラブルシューティング
NetworkManager 設定を表示して、優先度の高い他の設定ファイルが設定をオーバーライドしていないことを確認します。
# NetworkManager --print-config ... dns=none ...
関連情報
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システム上の
NetworkManager.conf(5)
man ページ - NetworkManager を使用した DNS サーバーの順序の設定