第4章 バルブ
4.1. バルブ
Valve は、アプリケーションのリクエスト処理パイプラインに挿入される Java クラスです。サーブレットフィルターの前にパイプラインに挿入されます。バルブは、リクエストを渡す前にリクエストに変更を加えたり、認証やリクエストのキャンセルなどの他の処理を実行したりできます。
バルブは、サーバーレベルまたはアプリケーションレベルで設定できます。唯一の違いは、それらの設定とパッケージ化の方法にあります。
- グローバルバルブはサーバーレベルで設定され、サーバーにデプロイされたすべてのアプリケーションに適用されます。グローバルバルブを設定する手順は、JBoss EAP の 『管理および設定ガイド』 に記載されています。
- アプリケーションレベルで設定されたバルブは、アプリケーションデプロイメントにパッケージ化されており、特定のアプリケーションにのみ影響します。アプリケーションレベルでバルブを設定する手順は、JBoss EAP の 『開発ガイド』 に記載されています。
6.1.0 およびそれ以降のバージョンはグローバルバルブをサポートします。