6.2.4. vNIC プロファイルでのパススルーの有効化


vNIC プロファイルのパススルーのプロパティーを使用すると、SR-IOV 対応 NIC の仮想機能 (VF) に vNIC を直接接続できるようになります。次に、vNIC はソフトウェアによるネットワーク仮想化をバイパスして、VF に直接接続してデバイスを割り当てます。
vNIC プロファイルがすでに vNIC にアタッチされている場合、パススループロパティーは有効にできません。この手順では、これを避けるために新しいプロファイルを作成します。vNIC プロファイルでパススルーが有効になっている場合は、プロファイルの QoS およびポートミラーリングが無効になります。
SR-IOV、直接デバイスの割り当て、および Red Hat Virtualization でのこれらの実装に関するハードウェアの考慮事項は、Hardware Considerations for Implementing SR-IOV を参照してください。

手順6.8 パススルーの有効化

  1. Networks results 一覧から論理ネットワークを選択し、詳細ペインの vNIC Profiles タブをクリックして、その論理ネットワークのすべての vNIC プロファイルを一覧表示します。
  2. New をクリックして、VM Interface Profile ウィンドウを開きます。
  3. プロファイルの Name および Description を入力します。
  4. Passthrough チェックボックスを選択します。これにより、QoS および ポートミラーリング が無効になります。
  5. 必要に応じて、カスタムプロパティーリストからカスタムプロパティーを選択すると、デフォルトで Please select a key... が表示されます。+ ボタンおよび - ボタンを使用して、カスタムプロパティーを追加または削除します。
  6. OK をクリックしてプロファイルを保存し、ウィンドウを閉じます。
vNIC プロファイルがパススルーに対応するようになりました。このプロファイルを使用して仮想マシンを NIC または PCI VF に直接接続するには、論理ネットワークを NIC にアタッチし、パススルー vNIC プロファイルを使用する必要な仮想マシンに新しい vNIC を作成します。これらの手順の詳細は、『Virtual Machine Management Guide』 の 「ホストのネットワークインターフェイスの編集とホストへの論理ネットワークの割り当て」 および Adding a New Network Interface を参照してください。
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