16.3. クォータアカウンティング
クォータがコンシューマーまたはリソースに割り当てられると、そのコンシューマーによる、またはストレージ、vCPU、またはメモリーに関連するリソースに対する各アクションにより、クォータの消費またはクォータの解放が発生します。
クォータはユーザーのリソースへのアクセスを制限する上限として機能するため、クォータの計算はユーザーの実際の現在の使用とは異なる場合があります。クォータは、現在の使用量ではなく、最大増加の可能性に対して計算されます。
例16.1 アカウンティングの例
ユーザーは、1 つの vCPU と 1024 MB のメモリーを備えた仮想マシンを実行します。このアクションは、そのユーザーに割り当てられた 1 つの vCPU と 1024 MB のクォータを消費します。仮想マシンが停止すると、1 つの vCPU と 1024 MB の RAM が解放され、そのユーザーに割り当てられたクォータに戻ります。実行時のクォータ消費は、コンシューマーの実際の実行時にのみ考慮されます。
あるユーザーが 10GB の仮想シンプロビジョンディスクを作成します。実際のディスク使用量は、そのディスクのうち 3GB しか使用されていないことを示している場合があります。ただし、クォータ消費量は 10 GB であり、そのディスクの最大拡張可能性です。