9.2.3. Red Hat Gluster Storage ボリュームをストレージドメインとして割り当てる


ストレージドメインとして直接使用する Red Hat Virtualization Manager に Red Hat Gluster Storage ボリュームを追加します。これは、Red Hat Storage Gluster ノードの追加とは異なります。これにより、Red Hat Virtualization Manager 内からのノードのボリュームおよびブリックの制御が可能になり、Gluster 対応クラスターは必要ありません。
ホストをマウントするには、glusterfs パッケージ、glusterfs-fuse パッケージ、および glusterfs-cli パッケージをインストールする必要があります。glusterfs-cli パッケージは、カスタマーポータルの rh-common-rpms チャンネルから入手できます。
Red Hat Gluster Storage ノードの設定に関する情報は、Red Hat Gluster Storage インストールガイド を参照してください。Red Hat Storage Gluster ボリュームで使用するホストの準備に関する詳細は、Configuring Red Hat Virtualization with Red Hat Gluster Storage Guide を参照してください。互換性マトリックスの詳細は、Red Hat Gluster Storage バージョンの互換性とサポート を参照してください。

手順9.3 ストレージドメインとしての Red Hat Gluster Storage ボリュームの追加

  1. Storage resource タブをクリックして、結果一覧で既存のストレージドメインを一覧表示します。
  2. New Domain をクリックして、New Domain ウィンドウを開きます。

    図9.1 Red Hat Gluster Storage

    Red Hat Gluster Storage
  3. ストレージドメインの Name を入力します。
  4. ストレージドメインに関連付ける データセンター を選択します。
  5. Domain Function ドロップダウンリストから Data を選択します。
  6. Storage Type ドロップダウンリストから GlusterFS を選択します。
  7. Use Host ドロップダウンリストからホストを選択します。選択したデータセンター内のホストのみが一覧表示されます。ボリュームをマウントするには、選択したホストに glusterfs パッケージおよび glusterfs -fuse パッケージがインストールされている必要があります。
  8. Path フィールドに、Red Hat Gluster Storage サーバーの IP アドレスまたは FQDN を入力し、ボリューム名をコロンで区切って入力します。
  9. 通常 mount コマンドに -o 引数を指定して指定するように、追加の Mount Options を入力します。このマウントオプションはコンマ区切りリストで提示してください。有効なマウントオプションの一覧は、man mount を参照してください。
  10. オプションで、詳細パラメーターを設定することが可能です。
    1. Advanced Parameters をクリックします。
    2. Warning Low Space Indicator フィールドにパーセンテージ値を入力します。ストレージドメインの空き容量がこの値を下回ると、ユーザーに警告メッセージが表示され、ログに記録されます。
    3. Critical Space Action Blocker フィールドに GB の値を入力します。ストレージドメインの空き容量がこの値を下回ると、ユーザーにエラーメッセージが表示され、ログに記録されます。容量を消費する新規アクションは、一時的であってもすべてブロックされます。
    4. 削除後に ワイプオプションを有効にするには、Wepe After Delete チェックボックスを選択します。このオプションは、ドメインの作成後に編集することが可能ですが、その場合にはすでに存在していたディスクの削除後にワイププロパティーは変更されません。
  11. OK をクリックしてボリュームをストレージドメインとしてマウントし、ウィンドウを閉じます。
Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.