8.3. ローカルストレージの準備と追加
8.3.1. ローカルストレージの準備
ホスト上にローカルストレージドメインをセットアップすることができます。ローカルストレージを使用するようにホストを設定すると、ホストは、他のホストを追加できない新しいデータセンターおよびクラスターに自動的に追加されます。複数のホストクラスターでは、すべてのホストがすべてのストレージドメインにアクセスできる必要がありますが、ローカルストレージでは不可能です。単一ホストクラスターで作成された仮想マシンは、移行、フェンス、またはスケジュールすることができません。必要なシステムユーザーおよびグループの詳細は、付録G システムアカウント を参照してください。
注記
Red Hat Virtualization Host (RHVH)の再インストール時にローカルストレージドメインを保持 する方法は、『アップグレードガイド』 の RHVH へのアップグレード を参照してください。
重要
Red Hat Virtualization Host (RHVH)では、ローカルストレージに使用されるパスは
/var
ディレクトリーになければなりません。RHVH の場合は、『ローカルストレージの準備 の手順で /var
をディレクトリーに追加』 します。
Red Hat Virtualization Host が再インストールされると、
/var
ディレクトリーのローカルストレージが失われます。これを回避するには、外部ストレージをホストマシンにマウントして、ローカルストレージドメインとして使用することができます。ストレージのマウントに関する詳細は、『Red Hat Enterprise Linux Storage Administration Guide』 を参照してください。
手順8.3 ローカルストレージの準備
- ホストで、ローカルストレージに使用するディレクトリーを作成します。
# mkdir -p /data/images
vdsm
ユーザー(UID 36)およびkvm
グループ(GID 36)への読み取り/書き込みアクセスを許可するパーミッションがディレクトリーにあることを確認します。# chown 36:36 /data /data/images
# chmod 0755 /data /data/images
ローカルストレージを Red Hat Virtualization 環境に追加する準備が整いました。