6.3.2. 外部プロバイダーネットワークの使用に関するの制限
外部プロバイダーからインポートした論理ネットワークを Red Hat Virtualization 環境で使用する場合には、以下の制限があります。
- 外部プロバイダーが提供する論理ネットワークは、仮想マシンのネットワークとして使用する必要があり、ディスプレイネットワークとして使用できません。
- 同一の論理ネットワークを複数回インポートできますが、インポートできるのは異なるデータセンターのみです。
- 外部プロバイダーが提供する論理ネットワークを Manager で編集できません。外部のプロバイダーが提供する論理ネットワークの詳細を編集するには、対象の論理ネットワークを提供している外部のプロバイダーから直接編集する必要があります。
- 外部のプロバイダーが提供する論理ネットワークに接続された仮想ネットワークインターフェイスカードでは、ポートミラーリングは利用できません。
- 仮想マシンが外部のプロバイダーが提供する論理ネットワークを使用している場合には、その論理ネットワークが仮想マシンで使用されている間は、そのプロバイダーを Manager から削除できません。
- 外部のプロバイダーが提供するネットワークは必須ではありません。そのため、ホスト選択時には、このような論理ネットワークのインポート先のクラスターのスケジューリングでこれらの論理ネットワークは考慮されません。さらに、このような論理ネットワークのインポート先のクラスターで、ユーザーが責任を持ってホストで論理ネットワークを利用できるようにしてください。