8.7. ストレージタスク
8.7.1. ISO ストレージドメインの設定
ISO ストレージドメインはデータセンターにアタッチされています。ISO イメージはアップロードする必要があります。Red Hat Virtualization は、正しいユーザーパーミッションでイメージが正しいディレクトリーパスにアップロードされるように ISO アップローダーツールを提供します。
物理メディアからの ISO イメージの作成については、本書では説明しません。環境に必要なイメージにアクセスできることを前提とします。
手順8.18 ISO ストレージドメインの設定
- Red Hat Virtualization Manager を実行しているシステムの一時ディレクトリーに、必要な ISO イメージをコピーします。
- Red Hat Virtualization Manager を実行しているシステムに
root
ユーザーとしてログインします。 - engine-iso-uploader コマンドを使用して ISO イメージをアップロードします。このアクションには多少時間がかかります。時間は、アップロードされるイメージのサイズと利用可能なネットワーク帯域幅によって異なります。
例8.1 ISO アップローダーの使用
この例では、ISO イメージRHEL6.iso
は、NFS を使用してISO Domain
という ISO ドメインにアップロードされます。このコマンドは、管理ユーザー名とパスワードの入力を要求します。ユーザー名は、ユーザー名@ドメイン の形式で指定する必要があります。# engine-iso-uploader
--iso-domain=ISODomain
upload
RHEL6.iso
ISO イメージがアップロードされ、指定された ISO ストレージドメインに表示されます。ストレージドメインが接続されているデータセンターに仮想マシンを作成する際には、利用可能なブートメディアのリストでも利用できます。