C.2.2. Red Hat Virtualization ユーザーインターフェイスプラグインの検出
プラグイン記述子の作成は、プラグイン検出プロセスの最初のステップです。プラグイン記述子には、重要なプラグインメタデータおよびオプションのデフォルトのプラグイン固有の設定が含まれています。
管理ポータルの HTML ページリクエスト(HTTP GET)の処理の一環として、ユーザーインターフェイスプラグインインフラストラクチャーはローカルファイルシステムからプラグイン記述子を検出し、ロードしようとします。プラグイン記述子ごとに、インフラストラクチャーは、デフォルトのプラグイン固有の設定 (存在する場合) をオーバーライドし、プラグインの実行時の動作を微調整するのに使用される、対応するプラグインユーザー設定もロードしようとします。プラグインのユーザー設定は任意です。記述子と対応するユーザー設定ファイルをロードした後、oVirt Engine はユーザーインターフェイスプラグインデータを集約し、ランタイム評価のために管理ポータルの HTML ページに埋め込みます。
デフォルトでは、プラグイン記述子は
$ENGINE_USR/ui-plug-ins
にあり、oVirt Engine ローカル設定で定義されている ENGINE_USR=/usr/share/ovirt-engine
のデフォルトマッピングがあります。プラグイン記述子は JSON 形式の仕様に準拠することが期待されていますが、プラグイン記述子では、JSON 形式の仕様に加えて (/*
と //
の両方の) Java/C++ スタイルのコメントを使用できます。
デフォルトでは、プラグインのユーザー設定ファイルは
$ENGINE_ETC/ui-plug-ins
にあり、oVirt Engine ローカル設定で定義されている ENGINE_ETC=/etc/ovirt-engine
のデフォルトマッピングがあります。プラグインのユーザー設定ファイルは、プラグイン記述子と同じコンテンツ形式の規則に準拠する必要があります。
注記
プラグインのユーザー設定ファイルは、通常、<
descriptorFileName>-config.json
命名規則に従います。