第15章 ユーザーとロール


15.1. ユーザーの概要

Red Hat Virtualization には、ローカルドメインと外部ドメインの 2 種類のユーザードメインがあります。Manager のインストールプロセス中に、内部 ドメインと呼ばれるデフォルトのローカルドメインとデフォルトのユーザー admin が作成されます。
ovirt-aaa-jdbc-tool を使用して、内部 ドメインに追加のユーザーを作成できます。ローカルドメインに作成されたユーザーアカウントは、ローカルユーザーとして知られています。また、Red Hat Directory Server、Active Directory、OpenLDAP、その他多くのサポート対象オプションなどの外部 Directory Server を Red Hat Virtualization 環境にアタッチし、外部ドメインとして使用することも可能です。外部ドメインに作成されたユーザーアカウントは、ディレクトリーユーザーとして知られています。
ローカルユーザーとディレクトリーユーザーの両方が、環境で機能する前に、管理ポータルを介して適切なロールおよび権限を割り当てる必要があります。ユーザーロールには、エンドユーザーと管理者の 2 つの主要なタイプがあります。エンドユーザーロールは、ユーザーポータルから仮想リソースを使用および管理します。管理者のロールは、管理ポータルを使用してシステムインフラストラクチャーを維持します。ロールは、仮想マシンやホストなどの個々のリソースのユーザーに割り当てることも、クラスターやデータセンターなどのオブジェクトの階層に割り当てることもできます。
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