8.14. デスクトップ
Totem メディアプレーヤーが非推奨となる
Totem メディアプレーヤーは RHEL 9.5 で非推奨となり、今後のメジャーリリースでは削除される予定です。
Jira:RHELDOCS-19050[1]
power-profiles-daemon
が非推奨となる
GNOME で電源モード設定を提供する power-profiles-daemon
パッケージは非推奨となり、今後のメジャーリリースで削除される予定です。
GNOME の電源モード設定の代わりに Tuned を使用できます。power-profiles-dameon
の代替として、tuned-ppd
API 変換デーモンを使用できます。
Jira:RHELDOCS-19093[1]
gedit
が非推奨となる
Red Hat Enterprise Linux のデフォルトのグラフィカルテキストエディターである gedit
は非推奨となり、今後のメジャーリリースで削除される予定です。代わりに、GNOME テキストエディターを使用してください。
Jira:RHELDOCS-19149[1]
Qt 5 ライブラリーが非推奨となる
Qt 5 ライブラリーは非推奨となり、今後のメジャーリリースで削除される予定です。Qt 5 ライブラリーは、新しい機能とより優れたサポートを備えた Qt 6 ライブラリーに置き換えられました。
詳細は、Porting to Qt 6 を参照してください。
Jira:RHELDOCS-19133[1]
WebKitGTK が非推奨となる
WebKitGTK Web ブラウザーエンジンは非推奨となり、今後のメジャーリリースで削除される予定です。
その結果、WebKitGTK に依存するアプリケーションを構築できなくなります。Firefox 以外のデスクトップアプリケーションでは、Web コンテンツを表示できなくなりました。RHEL 10 では代替の Web ブラウザーエンジンは提供されていません。
Jira:RHELDOCS-19171[1]
Evolution が非推奨となる
Evolution は、統合されたメール、カレンダー、連絡先管理、および通信機能を提供する GNOME アプリケーションです。アプリケーションとそのプラグインは非推奨となり、今後のメジャーバージョンで削除される予定です。Flathub などのサードパーティーソースで代替品を見つけることができます。
Jira:RHELDOCS-19147[1]
Festival が非推奨となる
Festival スピーチシンセサイザーは非推奨となり、今後のメジャーバージョンでは削除される予定です。
代わりに、Espeak NG スピーチシンセサイザーを使用できます。
Jira:RHELDOCS-19139[1]
Eye of GNOME が削除される
Eye of GNOME (eog
) イメージビューアーアプリケーションは RHEL 10 で削除されました。
代わりに、Loupe アプリケーションを使用できます。
Jira:RHELDOCS-19135[1]
Cheese が非推奨となる
Cheese カメラアプリケーションは非推奨となり、今後のメジャーバージョンでは削除される予定です。
代わりに、スナップショットアプリケーションを使用できます。
Jira:RHELDOCS-19137[1]
Devhelp が非推奨となる
API ドキュメントの参照と検索用のグラフィカル開発者ツールである Devhelp は非推奨となり、今後のメジャーバージョンで削除される予定です。特定のアップストリームプロジェクトで API ドキュメントをオンラインで見つけることができるようになりました。
Jira:RHELDOCS-19154[1]
GTK 3 ベースの gtkmm
が非推奨となる
gtkmm
は、GTK グラフィカルツールキット用の C++ インターフェイスです。GTK 3 をベースにした gtkmm
バージョンは、そのすべての依存関係とともに非推奨となり、今後のメジャーバージョンで削除される予定です。RHEL 10 で gtkmm
にアクセスするには、GTK 4 に基づく gtkmm
バージョンに移行します。
Jira:RHELDOCS-19143[1]
GTK 2 が非推奨になりました
レガシー GTK 2 ツールキットと、以下の関連パッケージが非推奨になりました。
-
adwaita-gtk2-theme
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gnome-common
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gtk2
-
gtk2-immodules
-
hexchat
現在、他にも複数のパッケージが GTK 2 に依存しています。今後の RHEL メジャーリリースで非推奨パッケージへの依存が発生しないよう、これらは変更されます。
GTK 2 を使用するアプリケーションを維持する場合、Red Hat は、アプリケーションを GTK 4 に移植することを推奨します。
Jira:RHELPLAN-131882[1]
LibreOffice が非推奨に
LibreOffice RPM パッケージは非推奨となり、今後の RHEL メジャーリリースで削除される予定です。LibreOffice は、RHEL 7、8、および 9 のライフサイクル全体を通じて引き続き完全にサポートされます。
Red Hat は、RPM パッケージの代わりに、The Document Foundation が提供する次のいずれかのソースから LibreOffice をインストールすることを推奨します。
- Flathub リポジトリーの公式 Flatpak パッケージ: https://flathub.org/apps/org.libreoffice.LibreOffice
- 公式 RPM パッケージ: https://www.libreoffice.org/download/download-libreoffice/
Jira:RHELDOCS-16300[1]
TigerVNC が非推奨になりました
TigerVNC リモートデスクトップソリューションが非推奨になりました。これは、今後の RHEL メジャーリリースで削除され、別のリモートデスクトップソリューションに置き換えられます。
TigerVNC は、RHEL 9 で Virtual Network Computing (VNC) プロトコルのサーバーおよびクライアント実装を提供します。
次のパッケージは非推奨です。
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tigervnc
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tigervnc-icons
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tigervnc-license
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tigervnc-selinux
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tigervnc-server
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tigervnc-server-minimal
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tigervnc-server-module
Connections アプリケーション (gnome-connections
) は代替の VNC クライアントとして引き続きサポートされますが、VNC サーバーは提供されません。
Jira:RHELDOCS-17782[1]