7.16. コンテナー
composefs
ファイルシステムがテクノロジープレビューとして利用可能になる
composefs
はコンテナーストレージのデフォルトのバックエンドです。composefs
が使用する主要なテクノロジーは次のとおりです:
- カーネルインターフェイスとしての OverlayFS
- マウント可能なメタデータツリー用の Enhanced Read-Only File System (EROFS)
-
下位ファイルシステムからの
fs-verity
機能 (オプション)
composefs
の主な利点:
-
メタデータとデータの分離。
composefs
は永続的なデータを保存しません。基礎となるメタデータとデータファイルは、ext4
、xfs
、btrfs
などの有効な下位 Linux ファイルシステムに保存されます。 -
共有ストレージを使用して複数の
composefs
をマウントします。 - 複数のコンテナーイメージがメモリーを共有できるように、データファイルがページキャッシュ内で共有されます。
-
コンテンツファイルの
fs-verity
検証をサポートしています。
podman-machine
コマンドはサポート対象外です。
仮想マシンを管理するための podman-machine
コマンドは、テクノロジープレビューとしてのみ利用可能です。代わりに、コマンドラインから直接 Podman を実行してください。
Jira:RHELDOCS-16861[1]
新しい rhel9/rhel-bootc
コンテナーイメージがテクノロジープレビューとして利用可能になる
rhel9/rhel-bootc
コンテナーイメージが、テクノロジープレビューとして Red Hat Container Registry で利用できるようになりました。RHEL のブート可能なコンテナーイメージを使用すると、コンテナーとまったく同じように、オペレーティングシステムを構築、テスト、およびデプロイできます。RHEL のブート可能コンテナーイメージは、機能拡張により、既存のアプリケーションの Universal Base Images (UBI) とは異なるものとなっています。すなわち、RHEL のブート可能コンテナーイメージには、カーネル、initrd、ブートローダー、ファームウェアなど、起動に必要な追加コンポーネントが含まれています。既存のコンテナーイメージに変更はありません。詳細は、Red Hat Ecosystem Catalog を参照してください。
Jira:RHELDOCS-17803[1]
zstd:chunked
で圧縮されたイメージのプッシュとプルはテクノロジープレビューとして利用可能です。
zstd:chunked
圧縮がテクノロジープレビューとして利用できるようになりました。