9.16. コンテナー
composefs ファイルシステムがテクノロジープレビューとして利用可能になる
composefs が使用する主要なテクノロジーは次のとおりです:
- カーネルインターフェイスとしての OverlayFS
- マウント可能なメタデータツリー用の Enhanced Read-Only File System (EROFS)
-
下位ファイルシステムからの
fs-verity機能 (オプション)
composefs の主な利点:
-
メタデータとデータの分離。
composefsは永続的なデータを保存しません。基礎となるメタデータとデータファイルは、ext4、xfs、btrfsなどの有効な下位 Linux ファイルシステムに保存されます。 -
共有ストレージを使用して複数の
composefsをマウントします。 - 複数のコンテナーイメージがメモリーを共有できるように、データファイルがページキャッシュ内で共有されます。
-
コンテンツファイルの
fs-verity検証をサポートしています。
podman-machine コマンドはサポート対象外です。
仮想マシンを管理するための podman-machine コマンドは、テクノロジープレビューとしてのみ利用可能です。代わりに、コマンドラインから直接 Podman を実行してください。
Jira:RHELDOCS-16861[1]
新しい rhel9/rhel-bootc コンテナーイメージがテクノロジープレビューとして利用可能になる
rhel9/rhel-bootc コンテナーイメージが、テクノロジープレビューとして Red Hat Container Registry で利用できるようになりました。RHEL のブート可能なコンテナーイメージを使用すると、コンテナーとまったく同じように、オペレーティングシステムを構築、テスト、およびデプロイできます。RHEL のブート可能コンテナーイメージは、機能拡張により、既存のアプリケーションの Universal Base Images (UBI) とは異なるものとなっています。すなわち、RHEL のブート可能コンテナーイメージには、カーネル、initrd、ブートローダー、ファームウェアなど、起動に必要な追加コンポーネントが含まれています。既存のコンテナーイメージに変更はありません。詳細は、Red Hat Ecosystem Catalog を参照してください。
Jira:RHELDOCS-17803[1]
zstd:chunked で圧縮されたイメージのプッシュとプルがテクノロジープレビューとして利用可能になる
zstd:chunked 圧縮がテクノロジープレビューとして利用できるようになりました。