9.19. コンテナー
古いコンテナーイメージ内で systemd を実行すると動作しない
古いコンテナーイメージ (例:centos:7
) で systemd を実行しても動作しません。
$ podman run --rm -ti centos:7 /usr/lib/systemd/systemd Storing signatures Failed to mount cgroup at /sys/fs/cgroup/systemd: Operation not permitted [!!!!!!] Failed to mount API filesystems, freezing.
この問題を回避するには、以下のコマンドを使用します。
# mkdir /sys/fs/cgroup/systemd # mount none -t cgroup -o none,name=systemd /sys/fs/cgroup/systemd # podman run --runtime /usr/bin/crun --annotation=run.oci.systemd.force_cgroup_v1=/sys/fs/cgroup --rm -ti centos:7 /usr/lib/systemd/systemd
Jira:RHELPLAN-96940[1]
ルートファイルシステムはデフォルトでは拡張されない
cloud-init
を含まないベースコンテナーイメージを使用して、bootc-image-builder
を使用して AMI または QCOW2 コンテナーイメージを作成すると、起動時にルートファイルシステムのサイズがプロビジョニングされた仮想ディスクのフルサイズまで動的に拡張されません。
この問題を回避するには、次の利用可能なオプションのいずれかを適用します。
-
イメージに
cloud-init
を含めます。 - コンテナーイメージにカスタムロジックを含めて、ルートファイルシステムを拡張します。次に例を示します。
/usr/bin/growpart /dev/vda 4 unshare -m bin/sh -c 'mount -o remount,rw /sysroot && xfs_growfs /sysroot'
-
/var/lib/containers
などのセカンダリーファイルシステムに追加のスペースを使用するためのカスタムロジックを含めます。
注記
デフォルトでは、物理ルートストレージは /sysroot
パーティションにマウントされます。