4.4. シェルおよびコマンドラインツール
systemd の DefaultLimitCore オプションのデフォルト値が unlimited:unlimited に変更される
以前は、デフォルト値が 0:infinity に設定されていました。そのため、systemd によって起動されるすべてのプロセスに、コアファイルサイズのソフト制限として 0 が設定され、コアダンプがデフォルトで無効になっていました。ただし、個々のプロセスで必要に応じてこの制限を引き上げることができました。この更新により、新しいデフォルト値の unlimited:unlimited により、コアファイルサイズに対するデフォルトの制限がすべて削除されました。コアダンプがデフォルトで許可されるようになりました。そのサイズは、systemd-coredump コンポーネントによって、具体的には /etc/systemd/coredump.conf の MaxUse および MaxFileSize 設定によって制御されます。デフォルトでは、個々のコアダンプの最大サイズは 1 GiB に設定されています。この変更により、予期しないクラッシュのデバッグが改善されます。
systemd-coredump によって保存されたクラッシュダンプは、使用されない場合は 14 日後に削除されます。
systemd-coredump によって保存されたクラッシュダンプは、使用されない場合は 14 日後に削除されます。
openCryptoki がバージョン 3.23.0 にリベース
openCryptoki パッケージはバージョン 3.23.0 に更新され、複数のバグ修正と機能拡張が提供されました。主な変更点は、以下のとおりです。
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EP11: FIPS セッションモードのサポートを追加しました。 - RSA タイミング攻撃に対する保護のためのさまざまな更新が利用可能になりました。
Jira:RHEL-23673[1]
librtas がバージョン 2.0.6 にリベース
librtas パッケージがバージョン 2.0.6 に更新されました。この更新により、カーネルが提供するロックダウン互換の ABI の使用が可能になりました。
Jira:RHEL-10566[1]