3.6. システムランタイム時のカーネルモジュールの読み込み
Linux カーネルの機能を拡張する最適な方法は、カーネルモジュールを読み込むことです。modprobe
コマンドを使用して、カーネルモジュールを検出し、現在実行しているカーネルに読み込みます。
この手順で説明されている変更は、システムを再起動は維持されません。システムの再起動後にも 設定を維持 するようにカーネルモジュールを読み込む方法は、システムの起動時に自動的にカーネルモジュールを読み込む を参照してください。
前提条件
- root 権限がある。
-
kmod
パッケージがインストールされている。 - 関連のカーネルモジュールが読み込まれていない。これを確認するには、読み込まれているカーネルモジュール をリスト表示します。
手順
読み込むカーネルモジュールを選択します。
モジュールは
/lib/modules/$(uname -r)/kernel/<SUBSYSTEM>/
ディレクトリーにあります。関連するカーネルモジュールを読み込みます。
# modprobe <MODULE_NAME>
注記カーネルモジュールの名前を入力する際には、
.ko.xz
拡張子は名前の末尾に追加しないでください。カーネルモジュール名には拡張子はありません。ただし、対応するファイルには拡張子があります。
検証
必要に応じて、関連モジュールが読み込まれたことを確認します。
$ lsmod | grep <MODULE_NAME>
モジュールが正しく読み込まれた場合、このコマンドは関連するカーネルモジュールを表示します。以下に例を示します。
$ lsmod | grep serio_raw serio_raw 16384 0
関連情報
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modprobe(8)
の man ページ