16.5. 対応しているデフォルトの障害応答
デフォルトでは、kdump
がコアダンプを作成できない場合、オペレーティングシステムが再起動します。ただし、コアダンプをプライマリーターゲットに保存できない場合は、kdump
が別の操作を実行するように設定できます。
dump_to_rootfs
- root ファイルシステムにコアダンプの保存を試行します。ネットワーク上のダンプ出力先と併用する場合に特に便利なオプションです。ネットワーク上のダンプ出力先にアクセスできない場合、ローカルにコアダンプを保存するよう kdump の設定を行います。システムは、後で再起動します。
reboot
- システムを再起動します。コアダンプは失われます。
halt
- システムを停止します。コアダンプは失われます。
poweroff
- システムの電源を切ります。コアダンプは失われます。
shell
- initramfs 内から shell セッションを実行して、ユーザーが手動でコアダンプを記録できるようにします。
final_action
-
kdump
の成功後、またはshell
またはdump_to_rootfs
の失敗アクションの完了時に、reboot
、halt
およびpoweroff
アクションなどの追加の操作を有効にします。デフォルトのfinal_action
オプションはreboot
です。 failure_action
-
カーネルがクラッシュした場合にダンプが失敗する可能性がある場合に実行するアクションを指定します。デフォルトの
failure_action
オプションはreboot
です。
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