23.15. 一時的なコントロールグループの削除
systemd
システムおよびサービスマネージャーを使用して、プロセスのグループのハードウェアリソースへのアクセスを制限して優先順位を付け、制御する必要がなくなった場合に、一時的なコントロールグループ (cgroup
) を削除できます。
一時的な cgroups
は、サービスまたはスコープユニットに含まれる全プロセスが完了すると、自動的に解放されます。
手順
サービスユニットの全プロセスを停止するには、以下を実行します。
# systemctl stop <name>.service
ユニットプロセスを 1 つ以上終了するには、以下を実行します。
# systemctl kill <name>.service --kill-who=PID,… --signal=<signal>
このコマンドは
--kill-who
オプションを使用して、コントロールグループから終了するプロセスを選択します。複数のプロセスを同時に強制終了するには、PID のコンマ区切りのリストを指定します。--signal
オプションは、指定されたプロセスに送信する POSIX シグナルのタイプを決定します。デフォルトのシグナルは SIGTERM です。
関連情報
- コントロールグループとは
- Linux カーネルリソースコントローラーとは
-
システム上の
systemd.resource-control(5)
およびcgroups(7)
man ページ - コントロールグループについて
- RHEL での systemd の管理